結局話し合いって

2021/08/16

 

この間何時間も家族会議があった。

妹との喧嘩が母が耐えられないと言うことをきっかけに

妹との接し方や今後の家族の在り方について

私は妹と仲良くやれない理由を話し、改善してほしい点を話した

 

問題は妹が冷蔵庫のものを食べ尽くすと言うことで

小さめの冷蔵庫を妹専用にして

家族の食料を入れている大きな冷蔵庫は触らない

と言う約束がなされた

 

わかっていた

次の日、妹は何の躊躇もなく大きい冷蔵庫を開ける

昨日泣きながら話したことなどなかったかのように

「私のせいでこれ以上家族が喧嘩するのは嫌だから約束は守ります」

と言っていた

それでも約束なんてものは妹にはただの単語に過ぎない

 

大きい冷蔵庫を開けているときに注意する

なぜ開けるのかと

触らないと約束したのは何だったのかと

返事はシンプルだ

「黙れ」

 

驚いた、を通り越して

改めて妹はクズなんだと感じ嫌悪したのは

普通のことで嘘をさらっとついた瞬間だ

今まで自分が盗んだものや食料に関しては

いくらでも嘘をついてきた

それは拒食症という病気を持っているから

関連する食べ物や、食料を手に入れるための資金調達に関して嘘を言っていた

 

しかし今回は違う

朝廊下の棚に妹がよじ登って何やら探していた

私は何も言わず自分の部屋に向かった

その直後大きな割れる音とモノの落ちる音がして

廊下を覗くと案の定妹が足をかけた棚の板をひっくり返し

花瓶などの棚に置かれていたものが全て落ちてしまった

 

その日の夜

妹以外の家族がソファーに集まりバラエティーを見ていた

妹がリビングに来たとき母が問う

廊下のアレはなにをしたのか

妹は言った

「違う、扉を開けたらいきなり落ちてきた」

私は驚いた

こんな風にしてさらっと

本当にあった事実かのように自然に嘘をついているのかと

私は妹の嘘を指摘する

よじ登っていたからでしょと言えば

「最初から斜めっていて、少し足をかけただけなのに崩れた」

これも嘘だ

本当に信じられない

こんな些細なことでも一言も謝るどころか嘘を述べるとは

 

私は後悔した

その場で何で嘘をつくのかときちんと指摘しなかったからだ

 

数日経った今も廊下は棚から落ちたもので散らかっている

棚が壊れ修理を呼ばなければならないそうだ

一体修理屋は誰が呼ぶんでしょうね

と心で思いながら

母に頼まれても私は頼まれる気はない

妹の嘘があまりにも腐っていて

というのはこんなことにもさらっと嘘をついていたのかという事実にショックで

妹の存在が

人として嫌いになったからだ